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日本語学習者の自立的学習を実現するために、アドバイザーが備えておくべき資質がある。それは、１）学習者が自らの学習について考え、決め、行動するよう導く対話力、２）学習に対する当事者意識を学習者に持たせる能力、３）学習ニーズやスタイルに即した学習リソースを紹介する力である。日本語学習アドバイジングのためのナレッジベースである〈蔵〉は、アドバイジングにおいて即戦力となる情報を集積・共有するために開発された。言語技能、言語知識、学習背景、対応方法に分類されたアドバイジング事例を検索することにより、アドバイジング実践のための手がかりを誰でも入手でき、あらゆる学習者への手厚い対応が実現可能となった。
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