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2015 年度 実績報告書

帰国児童のためのリテラシー教育

研究課題

研究課題/領域番号 24520589
研究機関静岡産業大学

研究代表者

谷口 正昭  静岡産業大学, 情報学部, 准教授 (60533213)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードバイリテラシー / 帰国児童 / 言語保持 / バイリンガル / 読解力 / 帰国子女教育史
研究実績の概要

平成27年度に実施した研究の概要は、以下の通りである(最終年度)。
1. 【国内における帰国子女教育史の研究】平成24年度から継続して行ってきた文献研究、及び先行研究の分析により、国内における戦後の帰国子女教育についてまとめ、論文として発表した。論文では主に、帰国子女教育開始当時の英語教育がどのようなものであったか、また、どのように変化してきたのかといった歴史的変遷について、いわゆる「パイオニア校」と呼ばれる初等・中等教育機関に焦点を当て、検討を加えた。これにより、子どもたちが海外で身につけた言語を保持・伸長するため、戦後どのような英語教育がなされていたのかが明らかとなった。
2. 【読解力査定の分析】初年度から実施してきた13名の帰国児童に対する読解力査定で得られた言語データを文字化し、分析した。具体的には、(1) 語彙の多様性、構文の複雑さ、正確さについてコーパスソフトを用いて測定を行った。 (2) マクロ的な分析手法であるストーリーグラマー(物語文法)を用いて、帰国児童が物語全体をどのように読み、把握し、その内容を整理し、再構成するかという観点から、物語構成能力の保持・伸長の状況を考察した。
3. 【フィールドワークの分析】調査協力者の家庭を中心に行ったフィールドワークにより得られた情報を質的に分析した。主に、帰国児童を取り巻く言語環境やリテラシー活動、両言語の使用状況や学習状況を分析対象とした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 帰国子女パイオニア校における初等英語教育史-60~80年代に焦点を当てて2016

    • 著者名/発表者名
      谷口正昭 谷口ジョイ
    • 雑誌名

      静岡産業大学情報学部研究紀要

      巻: 第18号 ページ: 35‐46

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Literacy Retention in Japanese Bilingual Children2015

    • 著者名/発表者名
      谷口正昭 谷口ジョイ
    • 学会等名
      JALT2015(全国語学教育学会)第41回国際年次大会
    • 発表場所
      静岡県グランシップ
    • 年月日
      2015-11-23
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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