研究課題
基盤研究(C)
本研究では、中学校の国際教室で言語少数派生徒と日本人生徒が参加する教科学習支援を実施し、日本人生徒に「言語少数派生徒を助ける」という役割が期待されている場合、日本人生徒が言語少数派生徒をどのように支えるのかを追究した。分析の結果、日本人生徒は24種類のスキャフォールディングを用いて言語少数派生徒の内容理解を深め、発言を促し、学習意欲を喚起していた。さらに、日本語学習言語や教材文理解のモデル、問題解決の仕方を示すなど、日本人生徒には「学びの支え手」としての可能性が認められた。
人文学