• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

遠隔性を持つタスクの言語切り替えに及ぼす効果

研究課題

研究課題/領域番号 24520599
研究機関北海道教育大学

研究代表者

横山 吉樹  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (70254711)

キーワードコードスイッチング / 第2言語習得 / 会話分析
研究概要

1. 実験:大学の1、2年生で、一般的語学レベルを持つ学生12名を対象に実験を行った。2人1組のペアーを組ませ、遠隔性のあるタスクとそうでないタスクを課し、30分程度録音した。
2. 分析:発話は,第二言語学習者のスピーキング研究で多く用いられるようになったAS-unitに区分した。これによって,次に行うタスク間や層間の発話量の変化を調べることができるよになった。
(1)次に,発話を次の2層に分類する:タスクをする上で必須なもの(task-essentials): description, information request, agreement (disagreement), confirmation といったタスクをやり遂げるために必ず用いなくてはいけない機能を含む); タスクの手続きに関わるもの(procedural-asides): repair sequence, meta-task sequence, discourse marker、self-questioning, private speech, asking for help, encouragementなどタスクをする上で副次的に用いられ,手続き的処理に関わるもの)。
(2)さらに,手続きに関わる層では,repair sequenceとmeta-task sequenceは,その中にいくつかの機能を含むため,さらに分類を行う。例えば, repair sequenceは,self-initiation, other-initiation, self-repair, other-repair, responseに分類する。
(3)会話全てが機能単位に分類された後で,さらに,機能毎に第一言語と第二言語に区分して集計。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

分析の(1)と(2)については,既に完了している。現在,分析の(3)の部分を行っている。

今後の研究の推進方策

今後は,6月までに,第1言語と第2言語のどちらに分類すべきなのかが明確でない部分を再度検討する。また,それぞれの層にある発話を,言語機能によって分類する作業を完了する。
また,そのデータに基づいて,全国英語教育学会で発表。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] コミュニケーション活動のタスク性分析―学習指導要領改訂後の中学校教科書を比較した場合―2014

    • 著者名/発表者名
      臼田悦之, 志村昭暢, 横山吉樹, 中村洋,中村洋,山下純一,竹内典彦,河上昌志,白鳥亜矢子
    • 雑誌名

      北海道英語教育学会紀要

      巻: 13 ページ: 3-20

    • 査読あり
  • [図書] Language Learners' Code-switching Strategies in English as a Foreign Language2014

    • 著者名/発表者名
      Yoshiki Yokoyama
    • 総ページ数
      145
    • 出版者
      Kinseido
  • [備考] 北海道教育大学研究者総覧 横山吉樹

    • URL

      http://kensoran.hokkyodai.ac.jp/huehp/KgApp?kyoinId=ymkkgggggyd

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi