研究課題/領域番号 |
24520621
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
作井 恵子 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 准教授 (70411907)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | e-learning / CALL / TALL / コンピューター教育 / Teaching techniques / digital technology / web 2.0 tools |
研究概要 |
2012年度は、研究実施計画に記載したように、主に1)先行研究の調査と2)データ収集の2点を大きな目標と捉え研究活動を行った。これに加え3)研究成果発表にむけての準備を進めることもできた。以下に1)、2)、3)それぞれの実績について報告する。 1) まず既存の研究論文、著書などを調査した。これらの先行研究を通して私たちの基礎的な知識の構築を図った。またこれに加え、本研究の領域に近いところではどういった研究がなされているかを知るために、JALT CALL, EuroCALLに出席した。本研究ではコンピュータ教育がある特定の地域(日本、NZ, 英国、シンガポールなど)でどう行われているかを比較研究する者なので、特にEuroCALLでは主にヨーロッパの教育現場(大学や高校)でのコンピュータ教育の現状を知ることができたことは本研究をさらに進めていくうえで有意義な情報収集の機会となった。2) データ収集は計画通り順調にすすんだ。日本、シンガポール、英国、NZ, 豪国の各大学の施設や授業を見学し、そこでコンピュータを語学教育に活用している教員にインタビューすることができた。見学・視察後すぐに、観察メモを書きあげ、インタビューの文字おこしも順調にすすんでいる。3) 研究結果発表にむけての準備は計画よりやや早く進んでいる。まず研究発表については、2013年度のJALT CALL, EuroCALLに投稿し、現在その結果を待っている段階である。また論文1本目を書きあげ、Oxford University Pressから出版されているELT Journalに投稿した。1校目についてかなり肯定的なコメントを受け取りそのコメントに基づいた2校目を提出した。論文掲載は3年目と計画していたので計画より早い進捗状況となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画書では、1年目、2年目でデータ収集をするとあるが、1年目で目的としていた以上のデータを収集することができた。また学会発表、論文についても現在投稿中であるため、2年目の学会発表、また論文発表にむけての準備も予定通り進行している。
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今後の研究の推進方策 |
1年目に引き続きデータ収集を続け、それを研究発表、論文といった形に整えていく。データ収集に関して1点変更しなくてはいけない。研究計画では、韓国の大学に行ってデータ収集という予定となっていたが、担当者が変わったことにより当初予定していた大学に訪問することが困難になった。この代わりにオーストラリアのアデレード大学およびフリンダーズ大学を訪問する機会を得ることができた。このデータは2012年度2月に収集されたばかりのものなので、このデータをこれからの研究発表、論文に活用していきたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
2年目はJALT CALL,およびEuroCALLで発表できるように投稿中である。さらに論文2本目も執筆予定である。 また本研究結果の幅広い周知をはかるためにいくつかの方策を模索する。2013年度には、研究分担者は本務校で中高教員の免許更新講習会を担当することになった。本研究は各国の大学におけるコンピューター教育の実情を研究したものであるが、この内容を中高教員向けにもわかりやすいように発表する予定である。 これに加え本研究の結果・成果をウェブサイトにあげることができるように準備にとりかかる予定である。
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