効果的な第二言語指導形態として注目を集めているCLIL(content and language integrated learning/内容言語統合学習)を日本の英語学習環境で実践し、CLIL活動が日本人英語学習者の文法・語彙習得及び英語学習動機にどのような影響を与えるか検証した。 本研究ではCLIL活動として次の2つの活動を行った:1.東日本大震災が引き起こした原発事故の影響を受けた福島の若者の声を海外に発信する活動、2.韓国の大学生とスカイプを用いて異文化間交流を行う活動。量的及び質的分析の結果、これらの活動が英語学習動機および文法・語彙習得に正の効果をもたらすことが明らかになった。
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