東海大学 本研究の目的は①学習者がeラーニング上で感じる学習負荷を左右する要因を明らかにし、②eラーニングにおける学習ストラテジーを解明し、③学習ストラテジーから学習者タイプを分類し、さらに④学習者タイプに合わせた学習負荷自動調整メカニズムの開発と検証を行うことである。 平成24年度の研究としては、学習負荷の影響を明らかにするためのモニター・実験用eラーニングシステムの構築を行った。 平成25年度は、モニター・実験用eラーニングシステムの構築を行った。具体的には、学習負荷を主観的尺度と客観的履歴の2つに分けて、データを収集、分析仕組みを準備した。一方、学習負荷の客観的、間接的履歴として、①直近の正答率、②解答時間、③連続学習時間を取得する。上記の2つの尺度・履歴を自動取得・記録できる、独自のeラーニングシステムを構築した。具体的には以下の作業を行う。①専用のWe bサーバー上に、以下の機能を有したeラーニングシステムの作成、②学習対象プール搭載型eラーニングシステムに以下の機能を付加した。③学習画面の一角に、オンラインアンケート機能を設けて、(ア)学習上のスムーズさについての質問と(イ)集中度のついての質問を行う。回答はすべてシステム内のデータベースに格納する仕組みとした。④(ア)直近の正答率、(イ)解答時間、(ウ)連続学習時間等を取得し、システム内のデータベースに格納した。 平成27年度は、できあがったeラーニングシステムを使って、実際の実験とデータ収集を行った。今後、研究成果を様々な場所で発表していくつもりである。
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