研究課題/領域番号 |
24520669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
クラフリン マシュー 京都産業大学, 外国語学部, 准教授 (30387998)
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研究分担者 |
ギリス・フルタカ アマンダ 京都産業大学, 外国語学部, 准教授 (00257768)
ロブ トーマス 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (30148366)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 多読 |
研究概要 |
平成24年度の元の計画によると、初年度は研究を実施するにあたって必要な設備を購入、調整することを中心に平成25年度から本格的に実施する新教材の試行やインタビューによるフィードバックの事前準備等を行う予定でした。平成24年度研究計画のポイントをもとに、実績の概要を述べます:1, 研究環境の整備(多読教材の増設、多読教材貸出しシステムの改良):所属機関の図書館の協力を得て、本研究計画に関係する図書を整備し、24年度末で1323冊(同一タイトルの副本を含む)の図書が整備された。また、本研究課題の活動として、LL(本研究で主に使う施設)に887冊のreading-bookを整備し、また、貸出システムの改善及び貸出カードの整備を行うことが出来た(カード発行実績133名分)。そして、学生が英語学習のreaderとnative speakerの図書の違いについての理解を高めるため、Moodle Reader プログラムの改良を行い、2つのカテゴリに分けました。2, L1リテラシーに関する国際学会への参加:10月3日~4日 シドニー(オーストラリア)にて開催された学会「Three Bells」に参加しました。3, 実際の授業など教育カリキュラムにおいて新教材を試行する:英米語学科2回生(120人)に対し、必修科目(120人)と講義科目(70人)において新教材を施行しました。4, インタビューによる新教材の適切性などの調査:初年度のため、主たるフィードバックはレポート形式で実施しました。その上、Moodle Reader の中に'book evaluation'制度を設置しました。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究を遂行するにあたり、充分な制度や設備を整えました。思ったより早く学生からのフィードバック制度ができましたので、24年中に本研究関係でMoodle Readerのため84タイトルのクイズを作成し、学生が使えるようにしました。その上、京都市岩倉図書館(公共図書館)での講演がきっかけで、大学生だけでなく社会人のフィードバック制度も作りはじめました。公共図書館での多読状況を分かるため、名古屋市の三つの図書館を見学しました。更に、公共図書館に多読図書をいれるため、12月には京都市図書館、出版社2社、TRC((株)図書館流通センター:http://www.trc.co.jp)で会議を行いました。
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今後の研究の推進方策 |
元の予定は変わっていません。つまり、平成25年度は本研究の本格的活動を行う年である。前年度からの調査に引き続き、次の活動を実施する。1)データを集める(MoodleReader、アンケート、インタビューなど)2)L1リテラシーにおける教材調査、収集3)L1リテラシーに関する国際学会への参加4)MoodleReaderを利用した多読システムのブラッシュアップ5)実際の授業など教育カリキュラムにおいて新教材を試行する6)インタビューによる新教材の適切性などの調査
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次年度の研究費の使用計画 |
該当なし
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