英語の多読に関する次の3点について検証した。(1)学習者のプレイスメント、学習の伸びの測定のために使われるエジンバラ多読プロジェクト(EPER)テストのフォームAとEが同等フォームであるのか。(2)多読を行うことにより統語力はどのような時系列的変化を見せるのか。(3)統語能力の発達は読みに影響する要因(多読開始時の英語力、読書量など)とどのように関係するのか。質的、量的分析結果ではEPERフォームAとEは同等フォームとは言えず、フォームEがフォームAよりも難しいと判明した。更に、多読を行うことにより、学習者は言語の機能を理解するのではないかと思われ、特に、談話文法力が発達すると考えられる。
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