本研究では、(1) イベントスキーマと文型の典型性、(2) 英語教科書を通した典型的な構文の頻度効果、(3) 典型的な構文と代表的な動詞、の3つのコーパスを基盤とした英語研究を通して、Radden & Dirven (2007) の11種類の構文の典型性を検証し、典型的な13構文を抽出、代表的な動詞13種類 ( e.g., States/SVC (be)) を特定した。また、中学校の英語教科書の場合(6社3学年計18冊)で実際の構文頻度分布を確認し日本人英語学習者への影響を予測するとともに、13構文が教科書コーパス研究や学習者コーパス研究で教育的意味タグとして利用できる可能性を整理した。
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