| 研究課題/領域番号 |
24520683
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 研究機関 | 久留米大学 |
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研究代表者 |
塩津 敏彦 久留米大学, 外国語教育研究所, 教授 (00259730)
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| 研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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| キーワード | リーディング / タスク分析 / 読解力 / 読解速度 |
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| 研究概要 |
本研究の目的は、(1)日本語母語話者が英語を読む場合に個人間に生じる理解度差と理解速度差がそれぞれどのような個人的特性によって説明できるかと、(2)読むタスクの個体間に生じる難易度差と所要時間差がそれぞれタスクのどのような特性によって説明できるかを、多方法による能力推定を用いて明らかにすることである。
研究初年度である平成24年度は、それまでに蓄積したリーディングテストデータと関連文献を参照の上、本研究の目的に適したテクストと応答形式の選定を進めた。テクストについては言語的特性を統制するための枠組みを構築するために、応答形式については反応時間の比較を可能にする形式を複数選定するために、文献研究や関連学会への出席を通して情報収集・意見聴取し、調査用タスクと項目の試作を開始した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
蓄積したリーディングテストデータと関連文献を参照の上、本研究の目的に適したテクストと応答形式の選定を進め、関連学会への出席を通して情報収集・意見聴取したが、調査用タスクと項目の完成には至っていない。テクストの選定に向けて行った過去のデータの分析結果を国際学会で報告する機会を得たので、会場での反応も参考に課題の調整を行う予定である。
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| 今後の研究の推進方策 |
平成24年度に開始した調査用テクストと応答形式の選定を行い調査用タスクと項目を作成の上、実施前（ア・プライオリ）項目分析にかける。リーディングタスクについては調査用パソコン上で出題や反応 データの記録ができるよう実験用ソフトウエアでプログラミングを行う。主データ収集の対象として想定される集団に近似する集団を対象として、仮テストによるパイロットデータ収集を行う。パイロットデータの段階から 項目反応理論を援用し、主データ収集時に効率的かつ妥当性の高いデータ収集を行えるよう準備する。継続的に文献研究や関連学会等への出席を通して情報収集・意見聴取を行う。
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| 次年度の研究費の使用計画 |
リーディングテストと質問紙試作にあたり様々な情報の入手と加工を行うためコンピュータとプリンタを購入する。先行研究分析のために、言語テスト研究、リーディング研究、第二言語習得研究など、関連する応用言語学分野の文献を購入する。リーディングテストは国内の複数の大学にコンピュータを持ち込んで効率的に実施する必要があり、テスト条件統制のため10台のテスト実施用ノートパソコンと1台の予備ノートパソコンを購入する。コンピュータテスト実施・反応データ記録システム作成のための心理実験用ソフトウエアとデータの統計分析のためのソフトウエアを購入する。心理実験用ソフトウエアは同時使用台数（10台）分必要である。関連研究に関する最新の情報を収集し、分野の最も近い専門家から意見聴取するため、また、成果の発表のための学会出張旅費と、複数の大学を訪問してテストデータ収集をするための旅費を使用する。会場借り上げ費も必要である。パイロット調査に受験者として参加する大学生40名への謝金、テスト採点者への謝金と調査補助員への謝金を使用する。資料印刷費を使用する。資料整理のための書類箱を購入する。
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