研究課題/領域番号 |
24520691
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
MATTHEW APPLE 奈良工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (80411073)
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研究分担者 |
JOSEPH.J Falout 日本大学, 理工学部, 講師 (40339263)
ヒル・グレン アラン 帯広畜産大学, 畜産学部, 講師 (90443978)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 第二言語自己 / 第二言語動機づけ / 構造方程式モデリング |
研究概要 |
2012年6月から9月の間に、19の異なる学校にて合計2500人以上の匿名の研究参加者から調査データを収集した。2012年6月16日には予備調査のデータを東京電機大学でのIEEE PCS-J第1回テクニカル・ミーティングにて提示した。2012年9月20日には、北九州で開催のISATE 2-12にて研究発表を行った。この研究については、オンライン上の学会報告書でも発表した。三度目の発表は2012年10月14日、浜松で開催のJALT 2012国際学会にて行った。この発表では2つの予備調査の結果をまとめ、2012年に収集したデータをもとにした予備的データの結果を提示した。最後に、2012年2月3日に、2013年TUJ応用言語学研究会にて発表を行った
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現時点での量的データのモデリングによると、理工系の学生は義務的L2自己の感覚が強く、理想的なL2自己については非常に弱いということが示された。教室の雰囲気と国際的な交流を深めたいという思いが英語の運用能力向上と可能なL2自己の決定に深くかかわっている一方、学生は自分の英語力を低くとらえ、キャリアのために英語を学ぶしかないという気持ちが強いようである。量的データのみを集め、分析するということが1年目の研究目標であったが、この目標は達成した。
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今後の研究の推進方策 |
2013年度初め、2013年秋学期の初め、2013年度末に学生をインタビューする。原則としてすべてのインタビューは英語で行う。しかし、参加学生の英語能力のレベルによっては、日本語母語話者の教員に研究協力者として研究プロジェクトチームへの参加を依頼し、その教員の協力により一部日本語で行うことも想定している。インタビューでの質問項目は、2012年の量的分析で見つかったパターンで、例えば海外渡航、教室での口頭による英語コミュニケーションの体験、大学院生の研究発表会や学会などでの専門的な発表、将来理工系の分野で研究しようという意思や将来の就職への期待などを含むがその限りではない。現在、全国的に189人をインタビューされる希望者がいます。
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次年度の研究費の使用計画 |
学生を面接するための旅費、学会発表のための国内外の旅費が必要である。さらなるデータ分析のための面接記録のための資金も必要である。
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