研究課題/領域番号 |
24520692
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
近藤 暁子 奈良工業高等専門学校, 一般教科, 准教授 (90450139)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
キーワード | ワーキングメモリ / 発音 / リスニング |
研究概要 |
データベースの検索や学会に出席して記憶力, リスニング、発音、語彙習得、音楽の言語獲得に与える影響に関する情報収集をおこない、本研究のための先行研究をまとめた。 次に収集した先行研究を参考にして、本研究で使用するための各種能力テスト(言語的音韻記憶力テスト、非言語的音韻記憶力、リスニングテスト、発音テスト)を作成した。80名の被験者に協力してもらって、これらのテストの信頼性と本実験の方向性が妥当であるか調べた。 試験結果を本実験と同様に発音についてはネイティブスピーカー、音楽的な記憶テストについては声楽の専門家に評価をしてもらった結果、作成した試験の信頼度は一部修正が必要であるが、概ね高いものであることが示された。 このパイロット実験の結果をBritish Association for Applied LinguisticsとPronunciation in Second Language Learning and Teachingの各学会主催の国際年次大会で発表し、他の研究者からアドバイスを受け、本実験に向けて準備を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の申請前から、十分準備を行なっていたこと、実験協力者も問題なく得られたこともあって計画通り進展している。
|
今後の研究の推進方策 |
①前年度に実施したパイロット実験の結果と、他の研究者からの助言をもとに各種能力テストと実験方法・能力テストの修正を行う。 ②本実験のためのデータ収集を行う。学生約200名に協力してもらい、実験に参加してもらう。 ③パイロット実験と同様に発音と音楽的記憶以外のテストはコンピュータ採点し、発音テストの評価についてはネイティブスピーカー、音楽的記憶テストについては声楽の専門家に評価をしてもらう。パイロット実験と同様の方法で各種テストのスコアを分析する。 ④本実験の分析結果を学会で発表した後に英語で論文にまとめる。
|
次年度の研究費の使用計画 |
①本実験のために200名の被験者に協力してもらうためその謝金、 ②テスト評価者(ネイティブスピーカーと声楽の専門家)への謝金、 ③その結果を学会で発表するための旅費、 ④論文校正者への謝金 が必要になると考えられる。
|