現在、小規模校(11学級以下)の割合が半数近くあり、中規模校(12~18学級)よりも高い。しかしこれまでへき地・小規模校の外国語活動については、ほとんど論じられて来なかった。以上を踏まえ、本研究では外国語活動に係わっている先生方を対象にアンケート調査を実施し、(i)小規模校の外国語活動の実態を把握し、(ⅱ)中・大規模校との比較からその特徴を明らかにすることで、(iii)効果的な指導の方向性を示した。 以上に加えて、(iv)11学級以下の学校を小規模校として一括りにして論じることには問題があること、(v)コミュニケーション能力養成に関する捉え方に課題があり、改善の余地があることなどを示した。
|