自らの英語に否定的態度は日本人英語学習者に特有か(疑問1)、ジャパニーズ・イングリッシュは日本人以外には理解してもらえないのか(疑問2)を検証した。疑問1には7か国290名がアンケートに回答し、結果は、日本人グループが自らの英語に対する自信、満足度、保持する姿勢のいずれも顕著に低く、発話に対して消極的であった。疑問2は8か国332名(英語母語話者は一般人)に4名の日本人男性の英語を聞いて、理解や印象など10項目を判断してもらった。結果は、ネイティブの発音に近いと容認度、好感度も上がるが、英語母語話者の判断は日本人が危惧するほど低いわけではなく、むしろ他の非日本人グループより高い結果となった。
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