研究実績の概要 |
本研究「小学校外国語活動と中学校英語科の連携カリキュラム開発による授業接続のあり方の研究」では,科研費を受けて,佐賀大学附属小学校と附属中学校の協力による研究を有効に進めることができた。文科省から英語教育改革実施計画(2013)が発表されて以来,教科としての英語教育の小学校教育課程への導入が確実である時期に,今後の小中学校の連携的英語教育における課題を整理することができた。佐賀大学附属小中学校が,使命でもある先進的実験的な授業研究を行い,教育課程の接続を進める上で重要な提案をすることができた。 特に,8月9日全国英語教育学会第40回徳島研究大会(徳島大学)課題フォーラム研究発表において,研究費による研究の内容を小中連携カリキュラム教育として研究発表を行った。また,研究論文として,平成26年8月,田中彰一・林裕子「小学校外国語活動と中学校英語科の接続(2) ― 英語教育改革実施計画(2013)を受けて ―」『佐賀大学文化教育学部研究論文集』第 19 集第1号 pp.21-39,また,平成26年11月,田中彰一・林裕子「小中接続における英語習得研究-言語認識の必要性-」『佐賀大学教育実践研究』第31号 61-72 を発表した。なお,最終年度として,当研究の報告書として,『平成24年度~平成26年度科学研究費補助金 基盤研究(C)研究成果報告書 小学校外国語活動と中学校英語科の連携カリキュラム開発による授業接続のあり方の研究』平成27(2015)年3月を発行した。
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