本研究の目的は、日本の平均的大学の英語ライティングセンター構築の可能性を探り、その実現計画の提案することである。これを目的に、日本の7つ、米国の1つの大学のライティングセンターを訪問・調査した。学生ライティング指導の担当者は2種類いることがわかった。大学院生を「チューター」として訓練し、学生が直面する問題の解決を支援する、ライティング専門の教員を非常勤として採用場合である。 日本のセンターは米国をモデルにしているが、日本人学生のライティング指導の経験が増えれば、「日本人のためのセンター」の必要性が痛感される。どのライティングセンターも学生を「自律した書き手」にすることが最終目標であった。
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