研究課題/領域番号 |
24520718
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研究機関 | 愛知東邦大学 |
研究代表者 |
西崎 有多子 愛知東邦大学, 教育学部, 准教授 (80259340)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 外国語活動と国語 / ことばへの気付き / 外来語 / 西洋文化の流入 / 異文化接触 / 翻訳語 |
研究実績の概要 |
平成27年度の具体的な研究成果として、論文「新しいことばの創造と受容を通して日本語と外国語を考える指導―小学校国語科と外国語活動の連携の試み―」を『東邦学誌』 第43巻第2号、pp.77-86、単著として投稿した。2015年6月発刊予定の『東邦学誌』第44巻第1号には、単著で論文「商品のネーミングからことばへの気付きに導く指導-小学校における国語、英語、外国語を連携させて-」を入稿済みである。 学会発表は、平成26年7月、第14回小学校英語教育学会神奈川大会(関東学院大学)において「新しいことばの創造と受容を通して日本語と外国語を考える指導~江戸時代から現代に至る異文化流入とその影響を通して~」、同年10月、日本児童英語教育学会第22回九州沖縄支部研究大会(久留米大学・福岡サテライト)にて「江戸時代以降の日本語における翻訳語からことばを考える~小学校国語、外国語活動(英語)、中国語を関連させて~」をいずれも単独で行った。また、同年5月、愛知東邦大学地域創造研究所の研究会にて、「江戸時代の外国語事情と西洋文化流入に対する日本語について」を単独で発表した。 今年度は、主に江戸後期から明治にかけての新しいことばの創造と受容に関連させて、日本語と外国語の関係を探り、小学校国語科と外国語活動において、それらの内容を整理し活用する試案をまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
外国語と国語を連携させて、児童のことばへの興味・関心を高めるための研究を行っているが、文法面を含む、他の側面からの研究を十分行うことができておらず、検証も不十分である。
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今後の研究の推進方策 |
児童が日常生活で体験的に接している身近な言語材料を用い、文法面を合わせて外国語活動と国語の更なる連携の可能性を研究し、成果を著作としてまとめる。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究が予定より少し遅れているため、研究の終了ならびに検証後の研究成果のまとめをするに未だ至っていないため。
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次年度使用額の使用計画 |
研究の終了ならびに検証後の研究成果を著作としてまとめることに対する費用として使用する計画である。
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