研究実績の概要 |
占領期の軍隊と社会の特徴を浮き彫りにするため、海軍の衛生制度に関する日本で発行された基本文献と資料、およびイギリスとアメリカで発刊された基本文献及び資料を調査し、2014年7月12日にイギリス医学社会史学会で報告して、日露戦争期を中心に、日本の軍事衛生の特徴と社会との関係について整理した。 2015年4月30日~5月4日のアメリカ医学社会史学会(American Association for Medical History)での発表に向け、オーストラリア国立図書館(National Library of Australia)、オーストラリア戦争記念館(Australian War Memorial)、ロンドンのWelcome Libraryなどで収集した資料を整理し、重要資料についてはWord fileとして翻刻した。さらに、オーストラリアなどで発刊された英連邦軍(British Commonwealth Occupation Force, BCOF)に関する諸文献を読破し、資料と照らし合わせながら、占領の特徴と当時の社会の実態について分析した。
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