研究課題
基盤研究(C)
まず、近代日本における仏教者、具体的には、島地黙雷と釈宗演について、簡潔な評伝を発表した。前者については、とくに政教分離とキリスト教への対抗との関わりに力点を置いた。次に、大正期における天皇による大師号宣下を素材に、仏教による国家への働きかけの諸相を明らかにした。最後に、明治後期から昭和前期における国体の位相と機能を明らかにした。
日本近代史