研究課題
基盤研究(C)
本研究では、佐賀藩・松江藩・松代藩・萩藩を事例に、各藩が保有した資産の実態を明らかにした。これらの藩では、藩の各役所や藩主家において資産が蓄積され、その多くは領内の家臣・領民に融資されていた。また廃藩置県後、明治政府は諸藩が保有していた資産の回収を試みた。その際の府県と大蔵省とのやりとりをまとめた史料を分析し、上記4藩の事例が多くの藩にもあてはまる可能性を見いだした。
日本近世史