研究課題
基盤研究(C)
藤原(小野宮)実資が記した日記『小右記』は平安時代の音楽を知る上で重要な資料である。この時代の音楽の実態を詳細に把握し、分析できるようにするために、大日本古記録『小右記』から、音楽関係記事を抽出し、諸本との比較を行った。これまでに、『延喜式』などの法律や故実書類を基礎とした研究が行われてきたが、『小右記』の記事によって、規範と実態との違いや、実態の変遷を知ることが出来た。今後は行事ごとに変遷をまとめて行きたい。
日本音楽史