研究課題
基盤研究(C)
第2次世界大戦を含む1938年~1951年の10年余りの間、中国の上海に中欧・東欧系ユダヤ人難民のコミュニティが存在した。彼らはナチスドイツの迫害やドイツ軍の侵攻に追われ、当時入国ビザが不要だった上海租界に逃れた約1万7000人のユダヤ人だった。本研究では気候、言語、文化、習慣、社会制度などが故郷のヨーロッパと大きく異なる上海において、ユダヤ人難民たちがコミュニティとして生活再建に取り組んだ活動を明らかにした。
難民支援