研究課題
基盤研究(C)
近世の神聖ローマ帝国における帝国議会の機能を国制および文化史的観点から研究を行った。この当時の議会は単に審議を行う機関であっただけでなく、同時代の政治的秩序や人間関係を動態的に反映している場所として理解することが重要である。帝国議会と平行して行われたさまざまな儀式や儀礼の中に、このような関係を読み取ることができる。近世の神聖ローマ帝国を封建制的な身分秩序の観点から評価することが重要である。
ドイツ中世・近世史