現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究の目的の成果として刊行した論文、Hirokazu Tsurushima, ‘The moneyers of Kent in the long eleventh century’, in David Roffe (ed.), The English and Their Legacy 900-1200, Boydell , 2012 , pp. 33-59で24年度の目的は達成されたと判断している。この論文で使用した史料はいずれも英国の古銭学者が、使用したことのないもので、その内容に関してはかなりの評価を得た。その判断材料としては、この論文によって、古銭学に関する英国の権威ある全国学会誌に応募された論文の評価を依頼されたこと(個人情報に関することなのでこれ以上の詳しい叙述はさける)をあげることができる。また。その他の英国の学者からのこの論文に対する評価からしても、10世紀から12世紀の貨幣製造人の解明と同定に関して、研究上かなりの進展をみたと判断にしている。これが上記区分の理由である。
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