研究課題
基盤研究(C)
1950-1960年代のソ連は治安が悪く、犯罪との闘いが重要な課題だった。このため犯罪との闘いは、国家と社会の「協働」が求められた主要な分野の一つでもあった。犯罪との闘いにおける国家と社会の「協働」の主な活動形態の一つだった人民自警団に注目して、その理念と実態を明らかにした。また、ソヴェト政権が国家と社会の「協働」を必要とした事情を描くことを目指して、1956年の第20回党大会当時のソ連の状況や人々の生活水準に関するソヴェト政権の厳しい認識を明らかにした。
ソ連史