研究課題/領域番号 |
24520873
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研究機関 | 鹿児島女子短期大学 |
研究代表者 |
竹中 正巳 鹿児島女子短期大学, その他部局等, 教授 (70264439)
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研究分担者 |
篠田 謙一 独立行政法人国立科学博物館, その他部局等, その他 (30131923)
下野 真理子 鹿児島女子短期大学, その他部局等, 助手 (10533474)
大西 智和 鹿児島国際大学, 国際文化学部, 教授 (70244217)
鐘ヶ江 賢二 鹿児島国際大学, 公私立大学の部局等, その他 (00389595)
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キーワード | 地下式横穴墓 / 古墳時代人骨 / 骨考古学 |
研究概要 |
本年度は立小野堀遺跡(鹿児島県鹿屋市)、町田堀遺跡(鹿児島県鹿屋市)および島内地下式横穴墓群(宮崎県えびの市)の地下式横穴墓から出土した古墳時代人骨を新資料として得た。これらの人骨について、計測および観察を行った。これまでに明確でなかった大隅半島の古墳時代人の形質に縄文人的要素が強いことが分析の結果、明らかになった。 その他、地下式横穴墓の考古学的情報収集、DNA分析や同位体分析も分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
南九州の古墳時代人骨を研究対象とし、生活や風習、形質などの解明に取り組んでいる。研究着手は進んでおり、おおむね順調に進展していると評価した。
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今後の研究の推進方策 |
人骨の整理、調査、分析(骨と歯の形態、抜歯、mtDNA、年代測定、安定同位体、考古学的)、人骨関連関連遺物(糞石、ハエ蛹殻、櫛)の研究を進める。研究者間で相互に、できるだけ情報を共有し合いながら、研究を進める。
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次年度の研究費の使用計画 |
発掘調査を行う予定が行えなかったことによる。 平成26年度は発掘調査を行い、地下式横穴墓から出土した人骨および人骨関連遺物の研究を進める。
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