研究課題
基盤研究(C)
これまで、岩宿(旧石器)時代のムラの研究では、狩猟具や加工具などの石器に興味が集中し、石蒸し調理行動の痕跡(道具)である礫群(焼けた川原石の集合体)の評価が欠けていた。そのために、当時の生活をを支える食料・調理行動に理解がおよばなかった。今回の研究によって、その調理法の特性から、ヤマノイモなどのデンプン質食料の利用の可能性、調理(礫群使用)行動の回数の推定などが可能となり、当時のムラの暮らしをよりリアルに描くことが可能となった。
岩宿(旧石器)時代考古学