研究課題
基盤研究(C)
東日本大震災は,被災者と宗教者の関係を大きく変えた.震災前の寺檀関係の惰性とも言うべき状況から,震災を契機に宗教者によるボランテア活動が行われ,宗教の社会的役割が見直されることとなった.本研究では,震災直後に開設された超宗派の宗教者と医療者,研究者による「心の相談室」の活動を中心に,被災者と宗教者の関係を調査し,この活動が宗派を超えたケアを行う宗教者「臨床宗教師」に結実する過程を分析した.
宗教心理学,臨床死生学,宗教学,臨床心理学