研究課題/領域番号 |
24520926
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研究機関 | 東京女学館大学 |
研究代表者 |
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キーワード | 沖縄 / 音楽 / 活性化 |
研究概要 |
平成25年度は、現地の事情に合わせて、平成26年度の予定であった沖縄市におけるクラブやライブハウスなどの音楽ビジネス関係者に関する研究を進めることができた。これによって、沖縄市行政関係者や音楽ビジネス関係者がどのように沖縄市における音楽を、イベントや事業を通して「文化資源」として活かそうとしているのかを調べることができた。特に夏と春のフィールドワークで関係のイベントの参与観察、関係者とのインタビューや資料収集を行った。そのなか、「ライブハウスサーキット」という事業や「かなでるパーク」というイベントの参与観察や関係者インタビューが出来た。 同時に、平成24年度で中心的な研究対象となった「ピースフルラブロックフェスティバル」関係の研究追加・確認もできた。 さらに、2013年8月イギリス、マンチェスター市で開催された17th World Congress of the International Union of Anthropological and Ethnological Sciences (IUAES)の参加や2014年1月、ホノルル市で開催されたHawaii International Conference on Arts & Humanitiesで論文発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
現地の事情に合わせて研究目標を適切に変更したこともあったが、目指していた(行政、イベント運営関係者などとの)インタビューやイベントの観察ができた。新聞記事などの資料収集も順調に進んでおる。 24・25年度の研究によって26年度の研究のための基盤も出来た。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、研究焦点を沖縄市に2007年で開業した「コザ・ミュージックタウン」に移す。コザ・ミュージックタウン、特に「音市場」というライブ・コンサート施設に関する計画、発展や経営などについて調べる。研究目的は、コザ・ミュージックタウンが沖縄市における文化的・経済的(再)活性化にどのように関係・貢献しているのかについての理解を高めることである。 前年度同様に、資料収集や地元の(行政・経済・音楽)関係者とのインタビューを行う。そして、先年に続いて、研究代表は、研究成果を報告するため、または関係ある研究への理解を深めるため、日本内外で開催される学会に参加する。
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