本研究は、嘉手納米軍基地の隣にある沖縄市に於ける文化的・経済的活性化に於いての音楽の動員について検証した。文書の研究や参与観察とインタビューを使用する民族学的フィールドワークを用いて、基本的な例を三つ調べた:1980年代から続いているピースフルラブロックフェスティバル、2007年に開館されたコザミュージックタウンと2012から始まったライブハウスサーキットという事業。本研究は、文化資源としての沖縄市の音楽的文化遺産を利用するこれらのイベント・事業に沖縄市が重要な支援を行ってきたことと同時に地元の音楽的文化資源が沖縄市の活性化に重要な役割を果たしてきたことを示している。
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