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2015 年度 実施状況報告書

中古住宅の取引過程における情報と専門家の職業倫理規範に関する比較法社会学研究

研究課題

研究課題/領域番号 24530014
研究機関立命館大学

研究代表者

高村 学人  立命館大学, 政策科学部, 教授 (80302785)

研究分担者 安枝 英俊  兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (60402971)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2017-03-31
キーワード放棄不動産 / コンドミニアム / 不動産法 / Property Law
研究実績の概要

研究代表者が2015年11月までUC Berkeleyで在外研究を行っていたことを利用し、次のことを実施した。第一にロースクールで開講されたProperty Lawの授業の聴講を通じてアメリカ法におけるコンドミニアム法制、不動産取引法の内容の把握と主要判例の読解および実態に関する研究論文の収集を行った。第二に、Association for Law, Property &Society、国際コモンズ学会、フランス社会学会で不動産の過少利用に伴う問題について研究報告を行った。第三にデトロイトでの放棄不動産をめぐるカンファレンスに参加し、放棄不動産に関するアメリカ法のアプローチを現地訪問も踏まえつつ学習することができた。第四に、ケアサービス付分譲住宅への訪問調査をバークリー近郊で実施することができた。
研究分担者は、京都市の西の里タウンハウスにて老朽化に伴う管理問題についてアンケート調査を実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究代表者が2015年11月以降、体調を崩したため、研究の総まとめが今年度できなかった。しかし、研究期間を次年度まで延長することを認めて頂けたので、研究実績の概要に記した内容について次年度に総まとめを行う実績は十分に積んできている。

今後の研究の推進方策

研究代表者のアメリカ法研究の進展、アメリカでのケア付き分譲住宅や集合住宅地への訪問調査の成果を活かしつつ、総まとめ的な論文を来年度執筆する。研究分担者は、これまで参与観察を実施してきた京都市内の経年マンションについての最終研究として居住者アンケートを実施する予定なので、この成果もあわせてまとめる。

次年度使用額が生じた理由

研究代表者に体調不良が生じたため、今年度後半期に研究成果の総まとめができなくなったため。

次年度使用額の使用計画

次年度における論文執筆のための文献収集、英文校閲のために用いる。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 3件)

  • [雑誌論文] 都市居住のコモンズと法の役割2015

    • 著者名/発表者名
      高村学人
    • 雑誌名

      都市住宅学

      巻: 90号 ページ: 12-15

  • [雑誌論文] 土地・建物の過少利用問題とアンチ・コモンズ論 ーデトロイト市のランドバンクによる所有権整理を題材に2015

    • 著者名/発表者名
      高村学人
    • 雑誌名

      論究ジュリスト

      巻: No.15 ページ: 62-69

  • [学会発表] Faut-il denaturaliser le droit de propriete ? La question des proprietes vacantes au Japon2015

    • 著者名/発表者名
      Gakuto TAKAMURA
    • 学会等名
      Congres de l’Association francaise de sociologie
    • 発表場所
      Universite de Versailles-Saint-Quentin-en-Yvelines(フランス)
    • 年月日
      2015-06-30
    • 国際学会
  • [学会発表] Vacant Properties: A New Challenge for Commons Studies2015

    • 著者名/発表者名
      Gakuto TAKAMURA
    • 学会等名
      The 15th Global Conference of International Association for the Study of the Commons
    • 発表場所
      Edmonton(カナダ)
    • 年月日
      2015-05-26
    • 国際学会
  • [学会発表] Vacant Properties in Japan and a New Challenge for Property Law2015

    • 著者名/発表者名
      Gakuto TAKAMURA
    • 学会等名
      The 6th Annual Meeting of Association for Law, Property &Society
    • 発表場所
      University of Georgia(アメリカ)
    • 年月日
      2015-05-01
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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