情報公開制度については、開示請求をまって受動的に開示する仕組みにとどまらず(第1段階)、開示請求を待たずに能動的に情報提供を行うことが重要であり(第2段階)、オバマ政権の「開かれた政府」政策等を参考に、情報提供の在り方について検討した。そして、透明性の確保や説明責任を確保するための情報提供を超えて、提供された情報が民間で有効に活用され、それにより公共サービスが改善されたり、新産業が創出されたりするオープンデータ政策(第3段階)こそ、わが国が目指すべき目標であり、そのためには、単に情報を提供することにとどまらず、機械可読なデータ形式で、かつ、オープンライセンスで提供することが重要である。
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