研究の最終年度にあたる平成27年度は、これまで3年の研究成果をふまえ、①さらにいくつかの試論をまとめるとともに、②これまでの研究のとりまとめを行った。 ①については、フランスと日本それぞれについて、統治機構の変容に関する論攷を公刊した。また、②については、憲法の逐条解説書(共編著)を公刊し、その中で統治機構全般(国会・内閣・財政)にわたり、具体的な制度の解釈・運用のあり方を論じている。 平成27年11月には、アジア法学会で議会政をめぐる総論的な報告の機会を得た。 平成27年11月・12月には、参議院に設けられている国の統治機構のあり方に関する調査委会の事務局の依頼で、統治機構全般にわたり専門的知見の提供を行った。 さらに、平成28年度中に、これまでの研究成果を単著としてとりまとめ、出版する予定である。
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