• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 研究成果報告書

ネットワークとしての行政とその正当性ー多様な関係構造における行政法の再構成

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 24530022
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 公法学
研究機関名古屋大学

研究代表者

稲葉 一将  名古屋大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (50334991)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード行政法 / 支援 / 生活困窮者 / ネットワーク / メタガバナンス / 互酬
研究成果の概要

第一に、国家行政の特徴の一つはネットワークの構成物であることが明らかにされた。若者の支援のように、もともと生活困窮者支援の多くは行政が関与することなく民間が行っていたものである。国家行政の欠如において互酬を行動様式とする社会が形成されたが、ここに開始された国家介入がネットワークとしての行政である。
第二に、ネットワークの構成物である国家行政の法の解明の手がかりが得られた。国家行政は単に後退するのではなく寄生的存在へと転化していると述べる論者が存在する。寄生的存在である国家行政は、これが接続しようとする既存のネットワークの自律を破壊してはならない。ここに国家行政の法の萌芽が見いだされる。

自由記述の分野

行政法

URL: 

公開日: 2016-06-03  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi