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2013 年度 実施状況報告書

外国人の退去強制と人権保障に関するヨーロッパ移民法の日米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 24530029
研究機関香川大学

研究代表者

新井 信之  香川大学, 法務研究科, 教授 (80249672)

キーワード外国人 / 人権 / 移民法 / 憲法 / 国際移動 / 国際情報交換
研究概要

本研究は、これまで外国人の退去強制と人権保障に関して積み重ねてきた日米の比較法的研究の知見を基礎として、つぎのような視点から研究を実施している。まず第1に、EU本部が公式に発表する書簡、海外の文献、国内の文献等についての文献調査・分析をおこなう。第2に、ヨーロッパにおける海外調査(学会への出席、大学等の研究機関における調査、実務家および行政機関への聞き取り調査等)による情報収集と意見交換をおこなう。第3に、国内における情報収集と意見交換(学会および研究会への出席、実務家および行政機関への聞き取り調査等)、そして所属学会および本務校の紀要による研究成果を発表する。これまでの研究の上に新たにEU法の比較法研究を積み上げていくことを目的とするため、とくに海外における文献および情報の収集が重要となるので、たえず海外の研究者・実務家との連携を保ちつつ、効果的に研究計画・方法を実行していくことを心掛けている。
平成25年度は、昨年度に引き続き国内外の文献の調査をおこない関係資料の収集をおこなった。海外における研究調査としては、昨年度からスタートさせたオランダ・ライデン大学移民研究センターにおける調査および共同研究を引き続き実施することができた。また、新しくドイツ・フランクフルト大学法学部およびケルン大学における調査および共同研究を実施し、わが国の出入国管理制度についての報告をおこなうとともに、比較法研究者との意見交換をおこなった。また、国内においては、日本における研究者および実務家との意見交換を適宜おこない情報収集をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

国内外での研究活動を順調におこなうことができとくにEU法に関する出入国管理の比較研究の情報収集ができた。

今後の研究の推進方策

今年度も引き続きEUおよび日米における最新の関係資料を収集し、分析をおこなう。とくに2年に一度開催される「全米移民法教育者研究会」(Immigration Law Teachers Workshop)に参加し、わが国の出入国管理制度についての報告をおこなうとともに、全米の研究者との意見交換・情報収集をおこないたいと考えている。アメリカおよびヨーロッパにおける実務家との意見交換を実施し、実務の面においても最新の情報を収集・分析を図っていく。また、日本における研究者および実務家との意見交換を随時おこない、それらを研究成果として本務校の紀要等に発表する

次年度の研究費の使用計画

物品費でプリンターを購入予定であったが、残額が足りなかったため購入できなかった。
当該プリンターを購入する。

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公開日: 2015-05-28  

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