研究課題
基盤研究(C)
国際労働法が、国際公法秩序を構成する重要な要素であって、特殊・自己完結的な法制度でないことを明らかにした。国際労働法は、国際労働機関(ILO)が設定する国際労働基準が中心となり、その実施監視機能により内容が充実するが、それは国際法秩序の中に位置づけられてこそ初めて意味を持つことが明らかになった。国際労働法は、労働に特化した特殊な国際法ではなく、国際人権法の一部として、国際社会の組織化を担っていることを明らかにした。
国際法