研究実績の概要 |
平成26年度においては、次の活動を行った。 1. 2014年5月23日、アメリカ合衆国のロースクール等で移民法講座を担当する研究者らで隔年開催されている学会「移民法教授ワークショップ」(Immigration Law Professor's Workshop 2014、会場:University of California, Irvine (アメリカ合衆国))でのワーク・イン・プログレス・セッション(執筆中の論文につき参加者とディスカッションするセッション)において、日本法をめぐる現状と議論について報告を行い、参加者との間でディスカッションを行った。併せて、外国人労働者の生活保障をめぐる問題等についての日米間の実情について参加者との間で意見交換を行い、情報収集を行った。 2. 2015年3月に、アメリカ合衆国ワシントンDC及びニューヨーク市を訪問し、アメリカ政府機関、移民問題に関する研究機関、大学の移民問題研究者、ロースクールでの移民支援プロジェクトに関わる弁護士等を訪問し、ヒアリングを行ったほか、現地での資料収集を行った。また、アメリカのロースクールで移民法の臨床法学教育に携わっている准教授(弁護士)を大学に招いて、研究テーマに係る意見交換を行った。 3. 国内の外国人労働者に係る問題の抽出として、2つの判例評釈を執筆・発表した。ほか、アメリカ国内における外国人に係る問題状況の抽出のため、アメリカ専門家による著書を読み、書評を執筆・発表した。このほかの研究成果については、2015年度以降において公表する予定である。
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