研究課題
基盤研究(C)
本研究では、海上交通事故における刑事過失の認定においては、過失往来危険罪は危険犯であるにもかかわらず過失致死傷罪と同一の過失判断がなされており、「安全空間」を確保した海上航行安全の行動規範となり得ていない面があることを明らかにした。また、海上衝突予防法における定型航法の適用が否定されて新たな衝突のおそれを発生した船舶に避航義務を課す場合の類型化とその根拠を明らかにした。
刑法