研究課題
基盤研究(C)
民事訴訟における情報及び証拠の収集は、真実に添った民事裁判にとって必要不可欠であるが、平成8年民事訴訟法の大改正においても道半ばであった。そこで、まず、現行の民事訴訟法がいかなる点で不十分であり、どのような改正の道があるかについて同僚の研究者とともに共同研究をすることを通じて知見を得た。そして、母法国ドイツとの比較において、日本の判例が示す解釈態度こそが、この諸問題につき将来に向けた正当な方向を知らしめているものと考えるに至った。
民事訴訟法学