研究課題
基盤研究(C)
商事仮処分の紛争解決機能というテーマについて研究を開始した。会社関係の重要部分をめぐる紛争の処理を図るために、仮処分等の保全手続を用いて法的救済を求める事案が顕著に見受けられる。かかる事例を合理的に処理するための具体的方策を検討することが研究の主たる目的であった。これについて、アメリカ法を手掛かりに検討を行い、「アメリカ会社訴訟における中間的差止命令手続の機能と展開」および「アメリカ連邦裁判所における予備的差止命令と仮制止命令の発令手続」について論文を発表した。
民事訴訟法基礎理論研究、会社関係訴訟の訴訟法的処理