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2014 年度 実績報告書

多選首長下の首長-議会関係についての多角的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24530135
研究機関神戸大学

研究代表者

松並 潤  神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (70268217)

研究分担者 森本 哲郎  関西大学, 法学部, 教授 (30200447)
辻 陽  近畿大学, 法学部, 准教授 (70362564)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード多選首長 / 首長-議会関係
研究実績の概要

本科研費最終年度に当たる本年度は、前年度までの議会関係者等へのヒアリング調査を再検討してまとめるとともに、研究成果の公表に向けての論文等の執筆に主たるエネルギーを費やした。これらの分析により、辻陽の単著『戦後日本地方政治史論』(木鐸社)を初め、森本哲郎の論文等、いくつかの成果を公表することができた。これらの成果では、地方自治体間における首長-議会の違いが、歴史的に形成された過程を明らかにするとともに、「各自治体固有の自治」の領域と考えられる議会における手続きや慣行が、その違いにあまり気がつかれないまま戦後初期から継続している可能性が指摘できた。また,多選首長の存在する自治体では,議会が首長と永年付き合うことによって党派を超えた関係を醸成し,比較的良好な首長-議会関係を構築してきたことも明らかになった。
さらに、本科研参加者の協力関係は今後も継続する予定である。二つの例を挙げると、研究代表者の松並潤が分担執筆していた村上弘・佐藤満編『よくわかる行政学』(ミネルヴァ書房)の改訂にあたっては、辻陽が参加して議会に関する章を新たに書き加えることになった(平成27年度中に出版予定)。森本哲郎が編者である『現代日本の政治と政策』(法律文化社)を改稿して『現代日本の政治』というタイトルで新たにテキストとして出版する計画には、本科研参加者全員が、分担執筆することになっており、本科研の成果は、これらの出版物にも反映される予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (3件) (うち謝辞記載あり 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 1980年~1996年の社会党における組織問題―理念と現実―2015

    • 著者名/発表者名
      森本 哲郎
    • 雑誌名

      関西大学 法学論集

      巻: 64 ページ: 130-201

    • 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 日韓両国における首都機能移転をめぐる政治過程2015

    • 著者名/発表者名
      辻 陽(高選圭との共著)
    • 雑誌名

      康元澤・浅羽祐樹・高選圭編著『日韓政治制度比較』(慶應義塾大学出版会

      巻: なし ページ: 153-181

    • 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 参議院議員通常選挙データベースの開発と利用2014

    • 著者名/発表者名
      辻 陽(名取良太・福元健太郎・岸本一男・堤英敬・堀内勇作との共著)
    • 雑誌名

      選挙研究

      巻: 30 ページ: 105-115

  • [図書] 戦後日本地方政治史論-二元代表制の立体的分析2015

    • 著者名/発表者名
      辻 陽
    • 総ページ数
      429
    • 出版者
      木鐸社

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公開日: 2016-06-01  

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