研究概要 |
2012年4月には国際研究学会でこのプロジェクトのサップテーマのエネルギ問題と日本・EUの協力についのパネルで研究の結果を発表した。 2012年の11月にはイギリスのロンドンとオクスフォードでEU、およびEU加盟諸国(特にドイツ、フランス、英国)の各国が安全保障における「域外ミッション」をどのように報道し、どのような公式見解を出しているかを分析した。EUと日本の防衛政策の専門家(Reinhard Drifte, Bastian Giegerich (IISS, London), Alessio Patalano (Kings College, London))などにインタビューを行い、LSE、Kings CollegeとIISSの資料を収集して分析した。ブリュッセルのEU委員会でEU域外ミッションに取り組む官僚にコンタクトを取ることができた。(2013年9月からEU委員会の本部でインタビューする予定である)日本ではEU大使館や外務省や防衛研究所などで専門家にインタビューを試みた。 年間を通じて、政府文書、特に日本の外務省による文書のドキュメンテーションと分析を実施し、 NATO、欧州委員会といった機関による公文書のうち、入手できるものについてドキュメンテーションを行った。日本語で書かれた公文書および記事を選び、英語への翻訳も行った。上記文書のドキュメンテーションと分析を通じて、国内の意思決定プロセスとその構造的な制約の分析ができた。 また「Governing Insecurity in Japan」(日本の不安のガバナンス)と題した書籍を編集した。2013年12月Routledge出版社から出版予定である。
|