1989ー1991年の間ソ連と東ヨローッパで社会主義体制が崩壊した後、依然として自国を社会主義体制と標榜している国々は、中国、ベトナム、北朝鮮とキューバである。しかしこの四つの国々でも、内部改革と対外開放はかなり進められてきた。この研究は、この四つの国の改革と開放という文脈で、文献研究と現地調査を通じて、その経済特区の動きについて比較分析を行った。その中で、中国とベトナムは、内部改革と対外開放を同時に積極的に推進して、大きな成果を納めてきた。しかし、北朝鮮とキューバは対外開放にはある程度積極的であるが、内部改革は躊躇ってきた。その成果も大きくない。それで両国経済の将来は不透明である。
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