研究課題/領域番号 |
24530179
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
旦 祐介 東海大学, 教養学部, 教授 (10207277)
|
キーワード | サイバーセキュリティ(国際研究者交流、ロシア / 人権 / 遠隔操作ウィルス / 情報セキュリティ |
研究概要 |
情報セキュリティの国際会議(モスクワ大学情報セキュリティ研究所主催、2013年4月23日ドイツ・ガーミッシュパルテンキルヒェン)において、「日本におけるインターネット・フィルタリング」というテーマで報告(英語)を行った。 サイバーセキュリティの国際会議(モスクワ大学・東海大学共催、2013年9月3日、モスクワにて開催)において、「日本におけるトロイの木馬 サイバー権と人権を中心に」というテーマで報告(日本語)を行った。 研究協力者とともに、サイバーセキュリティの民営化の課題に関する共著論文を提出し、査読段階に進んだ。査読後、指摘された小修正個所についての書き直しを行い、再提出の予定である。 科研費研究の3年目に向けて、研究協力者の見直しを行い、暗号化とバイオ認識システム、民営化と個人情報の保護・活用に関する研究の準備を整えた。 イギリスの王立研究所(RUSI)を経由して、サイバーセキュリティの専門家とのコンタクトを始めた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
国際会議での報告が実現した。 査読論文の査読が終了し、小修正を行う段階にある。 研究協力者と協力して資料収集と整理を行っている。 科研費研究の3年目に向けて、国内外の研究者と研究の方向性について、調整が進んだ。特に民営化の一環としての個人情報の保護と活用は、情報セキュリティーの大きな課題であり、新しいナノ・バイオ技術により画期的な展望がひらけると期待できる。
|
今後の研究の推進方策 |
海外での国際会議に研究協力者とともに出席し、各自の視点からそれぞれ論文報告を実現する。これにより、日本における情報セキュリティの現状を内外に紹介し、日本からの発信を増やす。 研究協力者の見直しを行い、活発な情報交換を実施する。特に民営化の文脈で個人情報の扱いに関して、新たな研究課題が整理されつつある。 ナノ・バイオ技術の応用について、日進月歩の現実をより深く理解し、情報セキュリティを日本から発信できる研究に育てたい。
|
次年度の研究費の使用計画 |
年度内での支出を予定していたが、物品購入などで安価な購入が可能となり少額ながら残額が発生した。 2014年度当初の研究計画に基づき、国際会議企画および出席、物品購入を中心に適正に全額支出することを予定している。
|