研究課題/領域番号 |
24530185
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
初瀬 龍平 京都女子大学, 法学部, 客員教授 (40047709)
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研究分担者 |
野田 岳人 群馬大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (20372352)
池尾 靖志 立命館大学, 産業社会学部, 非常勤講師 (20388177)
堀 芳枝 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (30386792)
戸田 真紀子 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (40248183)
市川 ひろみ 京都女子大学, 法学部, 教授 (50281754)
宮脇 昇 立命館大学, 政策科学部, 教授 (50289336)
妹尾 哲志 専修大学, 法学部, 准教授 (50580776)
清水 耕介 龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (70310703)
柄谷 利恵子 関西大学, 政経学部, 教授 (70325546)
杉浦 功一 和洋女子大学, 国際学類 国際社会専修, 准教授 (70453470)
松田 哲 京都学園大学, 法学部, 教授 (80319441)
豊下 楢彦 関西学院大学, 法学部, 教授 (90025156)
杉木 明子 神戸学院大学, 法学部, 教授 (40368478)
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キーワード | 国際関係論 / 内発性 / 土着性 / 自立性 / 内発的発展論 / アイデンティティ / 京都学派 / 平和思想 |
研究概要 |
3回の研究会を開催した。 第1回研究会、8月20日(火)、21日(水) 報告者 初瀬龍平、森田豊子、中村友一、小田英郞(慶応大学名誉教授)(ゲスト・スピーカー)、宮下豊、堀芳枝、第2回研究会 12月21日(土)、22日(日) 報告者 上野友也、松田哲、林忠行、山口治男、和田賢治、第3回研究会 3月1日(土)、2日(日) 報告者 初瀬龍平、清水耕介、佐藤史郎、岸野浩一、佐々木寛(新潟国際情報大学教授)(ゲスト・スピーカー)、市川ひろみ、菅英輝、野田岳人、池尾靖志 (内容)戦後日本における国際関係論の先達として、板垣雄三、増田壽男、鴨武彦、村井吉敬、神川彦松、川田侃、細谷千博、永井陽之助、高坂正堯、高柳先男、斎藤眞、渓内謙、宮里政玄の業績、関連領域の西田幾多郎、玉野井芳郎の業績、および市川房枝の思想を取り上げ、その経歴、業績、学界活動、社会活動の面から、内発性・土着性・自立性を検討した。さらに、戦後に新しい研究領域として日本のアフリカ研究と平和研究を取り上げて検討した。 (意義)第2年度は、先達および新しい領域について、事例研究を中心として進めたが、事例研究の展開に応じて、先達の選択について再考し、必要な変更、修正を行った。 (重要性)戦後日本の国際関係論の学説史について、第2年度は、従来見逃されてきた視角からの検討を加えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究会への出席率は高く、議論を深めることができた。 1、第1年度と第2年度で研究分担者および研究協力者の全員が、分担テーマについて、各人の研究の中間報告をしたが、第2年度に先達の選択を変更した者は、第2年度にも中間報告をした。 2、ゲスト・スピーカー2名(小田英郞慶応大学名誉教授、佐々木寛新潟国際情報大学教授)を招き、新しい研究領域(アフリカ研究・平和研究)の発展を議論するとともに、本研究計画の基本的視点と枠組みについて、意見を聴取した。 3、以上をもとに、研究会で議論を進め、今後の研究方向の発展と課題を確認した。 4、平成26年度日本国際政治学会研究大会の部会および分科会に、セッションとして申し込みを行った。また、研究期間終了後の研究成果の出版に向けて、具体的に準備に着手した。
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今後の研究の推進方策 |
(次年度) 1、新たに研究力者1名(岸野浩一関西学院大学非常勤講師)を追加する。2、2回の研究会を開き、研究分担者、連携研究者、研究協力者がそれぞれのテーマについて報告し、全体で総合的討論を行う。3、 ゲスト・スピーカー1名を招き、戦後日本の国際関係研究の全体像について意見を聴取する。4、 海外の学会、国内の学会で、研究成果の一部を公開する。5、 京都女子大学現代社会学部の公開講座で、研究成果の一部を公開する。6、研究分担者、連携研究者、研究協力者の全員で、『日本における国際関係論の先達:現代へのメッセージ-(仮)』を執筆し、最終報告書とする。 (次年度の研究費の使用計画) 研究分担者は、各自のテーマに応じた追加資料を収集する。京都(京都女子大学)において、2回の研究会を開催する。その際、ゲスト・スピーカー1名を東京から招く予定である。海外の学会で、研究分担者の1名が報告する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
(1)資料整理および研究会の開催に際して本研究に相応しいアルバイトの確保が難しく、人件費は使用しなかった。(2)会議費も当初の見積もりより少額で済んだ。(3)研究協力者およびゲスト・スピーカーの支払い旅費が当初の見積より少額であった。(4)図書費について、研究を進める中で新たに検討対象となった先達等、当初想定していなかった分野の図書の必要が見込まれるので、最終年度に繰り越した。 (1)ゲスト・スピーカーおよびピアレビューアーの旅費および謝金に充てる。(2)最終年度のため図書費を一人当たり1万円としているが、研究を進める中で新たに検討対象となった先達等、当初想定していなかった分野の図書が必要となっているので、これに充て、研究成果全体の完成度を高めたい。
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