研究課題
<最終年度に実施した研究の成果>インド国民向け英文著書: A New Statistical Domain in India: An Enquiry into Gram Panchayat-level Databases (Tulika出版社から近刊)について、2014年8月にインドの学術団体「農村研究財団(Foundation of Agrarian Studies-以下、FAS)」のV. K. Ramachandran氏等と岡部純一で打ち合わせをした。2015年1月にFASのAparajita Bakshi, Niladri S. Dharと岡部で原稿の最終点検を行った。金子治平が2014年6月に、西ベンガル州のPanahar村、2015年3月にパンジャブ州のTehang村を追加調査して村落の農業統計について研究した。<研究期間全体を通じて実施した研究の成果>平成2009-2011年度基盤研究(C)「インドの小地域住民全数データを参照基準にした途上国センサス・行政データの研究」(研究代表者:岡部純一)の研究成果、―すなわち、FASと協力してインド諸村落の世帯全数データベースを比較基準に当該村落の政府基礎データ(センサスデータや行政記録) の精度をミクロレベルで検証した成果―を発展させる為に、インド地方自治体の統計需要(住民自治・ 自治体財政・ 地域計画のための基礎統計の整備要求)について体系的に研究した。その体系的研究を基礎に、FASとの共同研究として、インド国民向け英文著書: A New Statistical Domain in India: An Enquiry into Gram Panchayat-level Databases (Tulika出版社から近刊)の原稿について、インドの広範な分野の統計家と議論し、国際学会で発表し、最終的に脱稿まで漕ぎ着けた。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (5件) (うちオープンアクセス 5件、 査読あり 1件) 学会発表 (1件)
CESSA Working Paper (Center for Economic and Social Studies in Asia, Department of Economics, Yokohama National University) <http://www.econ.ynu.ac.jp/cessa/publication/ workingpaper.html>
巻: CESSA WP 2014-05 ページ: pp. 1-48
巻: CESSA WP 2014-06 ページ: pp. 1-62
巻: CESSA WP 2014-07 ページ: pp. 1-52
巻: CESSA WP 2014-08 ページ: pp. 1-103
Review of Agrarian Studies (Foundation for Agrarian Studies)<http://www.ras.org.in>
巻: Vol. 3, No. 2 ページ: pp. 14-53