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本研究は、①東アジア新興国を中心に資源価格や資本流入の変動が為替レートやマクロ経済バランスに及ぼす影響の実証的分析、②上記①を踏まえて、資源国を含む新興国におけるマクロ安定・成長戦略のあり方の考察、③東アジア各国のマクロ経済安定・持続的成長を促すための地域経済協力の強化に関する考察の3つを柱とする。研究計画期間を通じた研究成果とその公表に関する概要は、以下の通りである。
（１）石油価格変動がマクロ経済安定に及ぼす影響の要因別の分析、及びアジア太平洋圏における為替レート・株価・債券価格の連動の分析に関して、国際学術誌（査読付）での成果公表を行った。
（２）東アジア証券市場統合に関する計量経済分析、及び資源国のマクロ経済運営のあり方の考察に関して、大学紀要での成果公表を行った。
（３）東アジアにおける金融市場育成や金融協力のあり方に関する共同研究の成果を英文研究書（共同編集）として刊行した。
（４）中国の為替レート政策、金融ショックの国際的波及、東アジアの貿易・金融統合推進に関して、インド国際関係経済研究所及びブリューゲル研究所主催の国際コンファレンスで報告を行い（計３回）、各々の内容はコンファレンスボリュームの分担執筆の形で刊行または刊行予定である。
（４）東アジアの金融市場の連動、労働者送金・金融発展の経済成長への影響、資源国におけるマクロ政策運営に関する共同研究の成果を英文研究書（共同編集）として、2015年中に刊行予定である。
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