研究実績の概要 |
本プロジェクトの中心は理論研究であり、主に理論研究について、研究実績の概要を述べる。 平成25年度末に、理論研究の結果を以下のworking paper にまとめた。 Colin Davis and Yasunobu Tomoda "Competing Process and Quality Innovation and the Duration of Product Cycles," Kobe City University of Foreign Studies, Working Paper Series No.47, 2014. この論文をある国際的な学術誌に投稿したところ、残念ながら掲載には至らなかった。とはいえ、頂いたコメントをもとに、例えば製品のライフサイクルが得られる均衡の経済学的意義の解釈や、proposition のstatement などについて、いくつかの重要な改定を行った。これらの修正において論文は大きく改善されたといえる。今後は、なるべく早く、しかるべき国際的な査読付学術雑誌への掲載を目指していきたい。 なお、本プロジェクトの主たる研究目的ではないが、本プロジェクトにて得られた知見を一部応用した研究代表者・研究分担者それぞれの関連研究が、The Japanese Economic Review、Macroeconomic Dynamics、Economicaといった学術誌へ掲載されることが決まったことも、研究成果としてあげておきたい。(ただし、これらは"forthcoming"であり、雑誌の巻、発行年、最初と最後の項が確定していないため、「雑誌論文」の欄に記載できないが。)
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