| 研究概要 |
まず、ベトナムでは、2012年7月28日から8月4日にかけて、ベトナム政府の中小企業開発政策と促進政策に関する調査を目的として、ベトナム中小企業協会（VINASME)、ベトナム中小製造企業協会(VASMIE), Supporting Industry Enterprise Development Centre (SIDEC) (Industrial Policy and Strategy Institute-MOIT), Central Institute for Economic Management (CIEM), Ministry of Planning and Investment (MPI), ジェトロ ハノイなどを訪問した。収集された個票データおよびインタビューの結果を踏まえて、論文を執筆した。その研究成果として、論文“Participation of SMEs in Vietnam’s exports: An evaluation from RCA perspective, 1985-2010,”が「国際協力論集」第２０巻2・3号に掲載された。そして、ベトナム起業家の人的資本について研究が進められ、論文「Entrepreneurial Human Capital in Micro and Small Enterprises in Vietnam」を執筆・投稿し、近刊の「国民経済雑誌」に掲載される予定である。
また、バングラデッシュにおいて、発展途上国に起業家の役割に関して、ベトナムとの比較研究を行っている。そのためのパイロット調査が実施され、２０１３年１月からバングラッデシュの縫製業の起業家に関するアンケート調査を実施中である。サンプリング目標は５００社であるが、４月末まで約３００社から回答を得られた。今後は、収集したデータを元に研究を進めていく予定である。
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